どーも、こんにちは
1年以上経過してしまいましたが、
2018年2月上野の森美術館、
「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」に行ってきました。

満足度は高かったです。
感想などを述べたいと思います。

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●解説
生頼範義(おうらいのりよし)さんは、
リアリティ溢れる重厚な油絵、
という作風が特徴的なイラストレーター
(…というか絵画に近い)です。

ハードボイルドな雰囲気や、
男の子ウケしそうな題材が多いのではないかと思います。
例えば、
SF、映画、戦史・戦記、であったり、
アニメ、漫画、ゲーム…などのポスターイラストも多い、多作家です。

おそらく
誰でもどこかで見たことがあるのではないでしょうか?

詳しくは
公式サイトを。



●生賴範義作品とオレ
一時期、
故・小松左京氏や、
早川文庫の海外作品などを含む、
SF文学をよく読んでいました。

同時に、
文庫本の表紙の、
絵画のような重厚な絵にも惹かれていました。
すでに絶版していたので、
その絵を目当てに、
わざわざ中古本を買い集めるほど。
それが生頼範義氏の絵でした。

それより以前の話。
後で知る事ですが、
当時は生頼さんのことはよく知らなかったのですが、
高校の美術で、
小説を題材にした絵を描く授業がありましたが、
無意識的に生頼さんの絵をマネして絵を描いていたこともありました。
頭に浮かんでたのは、
ゲーム「信長の野望」シリーズのイラストだったと思います。
そんな風に、絵心に響くものがありました。

以上、
生頼氏は影響力ある作品群を生み出し続ける、
本格派イラストレーターという印象です。



●展示会の撮影可能スポットにて
撮影可能スポットも多いので、
遠慮なく気になるモノは撮影してきました。
(多いので掲載は一部です)

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'84年のゴジラ 子どもの頃映画館で見ました…


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日本沈没。 
こちらの映画、筆者はエキストラとして参加しました。
まぁ1ミリも映ってませんでしたが。
熊本県民、福島県民という設定だったような。


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なんとドラクエまで…


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小松左京シリーズ
見たことない絵もたくさんありました。


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月刊ムーの表紙もあったようです


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海外のSFシリーズ 


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なんと超監視社会の代名詞、「1984年」も!



●画集ゲット
鑑賞の後の定番、画集ゲット。
お気に入りを、3点ほどピックアップします。


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「果しなき流れの果に」 
イメージカラーを緑で統一されている点が目を引きます。
側面からのアングルという意外性と、
シンプルながら壮大さが伝わるデザイン的な構図ではないかと思います。
(小説も読みました)


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「マッドマックス2」
オレンジ系で統一され、
デザイン性も優れていると思います。
人物のギラギラした目が、なんとも感情を揺さぶります。
(映画も見ました)


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「虎よ、虎よ!」
宇宙に浮かぶなんともイカツイ男の顏。
「一体何なんだ!」
ってほどインパクト十分。
想像をかき立てます。
(小説も読みました)


●まとめ
生頼作品は見ごたえ十分な完成度で、
鑑賞、コレクションとしても楽しめるし、
絵の勉強の対象としても価値を感じ、
作者への敬意の念も禁じ得ません。

展示も時折開催しているようなので、
公式ウェブサイトで確認して
足を運んでみてはいかがでしょうか?

きっと、
「これ知ってる!」という作品に出会えるのではないかと思います。
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では(^O^)/





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【AK情報】
・本名:小林秋生
詳細プロフィール
グラフィック制作:AK GRAPHICS(工事中)
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