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どーも、AKです。

今回のテーマは選挙。
地盤、癒着などについて考えたこと。
まず前提事項から。



●前提事項2つ

【1】
「三バン」(さんバン)といって、
選挙には3つの「バン」が必要と言われるのだとか。
ジバン、カンバン、カバン。
「地盤」は、選挙区内の支持者の組織。
「看板」は、「知名度」
「鞄」は、「お金」(ポスター貼りなどの費用)

【2】
新潟日報によれば、
新潟市長選候補者の「地盤」となる、
支持組織は以下の通りかと思われます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
・吉田氏
「市議会で所属した会派を中心に、篠田市長と距離を置く保守系市議らが支援する。」

・中原氏 
「自民党本部の「支持」を得て、保守系市議や所属してきた自民党二階派が応援する。」

・小柳氏
「連合新潟が推薦し、立件民主、国民民主、共産、社民、自由の野党5党が支援する。」

・飯野氏
「政党の支援は受けず、篠田市政の後援会の一部やNSGグループなどが支える。」

(新潟日報 2018年10月14日から引用)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
※なお、NSGグループを批判するつもりはありません。

 

●意見
現新潟市長、篠田昭氏にとっては、
NSGグループが「地盤」と見ていいかと思います。
根拠は下記で示します。

また、選挙の話ですが、
候補者が当選して、
地元に利益を引っ張ってくること自体は問題ないと思いますが、
問題なのは、
市長や自治体が、
「一部の奉仕者」となってしまわないか?
と言う点。
公務員は全体の奉仕者であるべきだし、
そうでないと憲法違反ということになるから。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
第十五条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
○2 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。
(日本国憲法)
―――――――――――――――――――――――――――――――――

市民は選挙の段階から、
候補者と地盤の関係を
よく観察しておくとよいのではないか?と思いました。

たとえば、
一市民の自分にも、
「地盤」とか「癒着」に関して、
思い当たる節がありましたので以下で述べます。



●地盤との癒着で、行政が一部の奉仕者と化していないか?と思う事例、AとBの2点。

【A】マンガ・アニメのサポートキャラクター応募の件。
(新潟市)
コチラのキャラクターについて。
たしか2010年に募集していたと思います。
120~210くらいの応募があったと記憶しています。
受賞者(便宜上の呼び名。)が決まるやいなや、
まるで示し合わせたかのように、
サイトには、
篠田市長と受賞者が一緒に映る写真が掲載されていました。
当時、そのあまりの早さに、唖然としました。
(もう消去されたかもしれませんが…)
受賞された方を批判する気はサラサラありませんが、
どうやら日本アニメ・マンガ専門学校の生徒の方のようでした。
ちなみにこの学校はNSGグループ。
・・・

市とNSGの癒着が見えてこないでしょうか?
あくまで推測ですが、
キャラクター募集コンテスト、
「出来レース」だったのでは?と見えてしまいます。
NSGグループ卒業生に有利な…

実は、筆者もペンネームで応募しました。
笹団子をモチーフにした点は、実際に採用された案とカブってました。
まぁ、落選しましたが。
自分の事を抜きにしても、
行政側が「地盤」グループ関係者に利益誘導している
・・・ように見えてしまいました。

問題と思ったのは2つ。
1、癒着があったとして、選考から弾かれた人はどうなるのか?という点。
仮に、
地盤グループ外の応募者作品が、
受賞者よりも明らかに優れていたとしたらどうだろう?
応募者はショックなはず。
そうなった場合は市としてはどういう説明をするのだろうか?

2、
行政の問題。
特定の人にだけ利益を誘導していて、
「一部の奉仕者」になっていないか?
憲法的には大丈夫ですか?という点。



【B】地盤グループ出身者が新施設の職員に採用されている件。
某文化系の新しい施設(ハコモノ)の
スタッフ(つまり公務員)の方と話したところ、
NSGの学校卒業生とのことでした。
もちろんその文化とゆかりある学校でした。
※スタッフさんを批難する気はサラサラないです。
※不利益があったわけでもないので、地盤グループ批判ではなく。
 事実はこうでないか?というだけです。

雇用を生み出した、
ということで一見素晴らしい話に思えますが、
別の見方をすれば、
「癒着」に見えます。

仮に、
NSGとゆかりの無い人が面接や書類で落とされていたとしたら、
ショックでしょう。

実は、
筆者はその文化系の職員募集に応募して面接したことがありました。
採用はされませんでしたが。
書類をよく見たら「地盤と無関係」だった
…として不採用の判断をされたのでしょうか?
真実は分かりません。

ついでに思い出しましたが、面接はちょっとおかしいゾと思いました。
その時点で行政側が「一部の奉仕者」と化していた…
なんてことは無いと願ってはいますが。

ということで問題点は、
もしかしたら、
行政が、
特定の人にだけ利益を誘導していて、
「一部の奉仕者」になっていないか?
憲法的には大丈夫ですか?
という点。



●まとめ、主張

とりあえず言いたいのは、
政治家。「地盤」との癒着で「一部の奉仕者」になることはアウト
ということ。
もちろん首長だけでなく、他の公務員も。

そういう風に見えることもやらないでほしい。
巻き込まれた市民としては、
決していい気はしないので。


ということで
市長選が迫ってます。
いろんな世代の人が、
よく候補者を観察して
選挙に参加してほしいと思います。
よりよい社会へと働きかけられる権利だと思うので。

なお、
哲学者サルトルは「アンガージュマン」を説きました。
意味は、
社会の変化も決して他人事ではないので、
自分事として、主体的に良くしようと働きかける態度…と解釈しています。

Amazonレビュー5つ星多数のコチラの書籍を参考にしましたが。↓



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あなたも、アンガージュマンしませんか?



それでは(^O^)/