フェルメール展へ行ってきました。
まずはザックリした感想。
とても良かったので満足しました。
後から気づいて、
「もっとよく見ておくべきだった!」
というポイントなど。
心残りもありました。
気に入った絵もいくつか。
ちなみにフェルメールについて知ってる事は、
窓から差し込む光の表現…
作品数の少ない寡作家であること。
オランダの国宝レベルであること。
映画になってること
など…です。
フェルメールについては
どこかで覚えた、
というよりは、
知らず知らずあちこちから刷り込まれてて、
いつの間にか知ってた…という感じです。
知らず知らずあちこちから刷り込まれてて、
いつの間にか知ってた…という感じです。
●感想
展示の構成は、
最初にフェルメール以外の画家作品があり、
最後をフェルメールが飾っていました。
作品が多くボリュームがあるので、
勉強になりました。
多くの巨匠から学ぶ、
なかなか贅沢で至福のひとときです。
絵の焦点はどこか?
光源は?
演出は?
作品ごとに気付きも多かったです。
(係の方からはメモ用エンピツを渡されました。スイマセン、返し忘れました。)
入場に関して。
日時指定チケットを持っていましたが、
入場整理のためか行列があり、並びました。
20分程度で入れました。
時間に関して。
自分の場合、
毎回美術館に入ってから出てくるまでは、
ざっと1時間半くらい。
お土産コーナーもあるので、
これから行かれる方は、
これから行かれる方は、
そのくらいの時間を見積もっておいた方がよかろうかと思います。
●フェルメール以外の作家たち
美術館で見る絵となると、大きい絵が良かったです。
キャラ、ストーリー性ある人物画が面白かったです。
迫力があるし、色彩が鮮やかなので、見てて楽しめます。
●フェルメール作品
有名な作品はどれも、
小さめか、中くらいですが、
それでもやはり美しく印象的でした。
人物は、
髪の毛は輪郭がボヤケていたり、
表情は淡くて、
表情は淡くて、
モヤモヤしているのが特徴的でした。
絵のサイズ感を出さなかったり、
人物の表情、目の輝きをあえて強調しない、
といった、
控えめな主張…
みたいな感じが
味わい深いポイントではないだろうか?
と思いました。
例えば、
人物の表情はうつむいてるためか、あまりハッキリしていません。
むしろ、
むしろ、
ミルクと壺の、
明暗のコントラストが強かったり、
明暗のコントラストが強かったり、
パンや、カゴの網目であるとか、
服の「青」の鮮やかさ…
などの脇役的な存在が目を引くように思いました。
などの脇役的な存在が目を引くように思いました。
●心残り
フェルメールの絵に関する知識不足で
もっとよく見ておきたかった!
というポイント。
「真珠の首飾りの女」
後から壁が一面塗りつぶされている点。
元々は地図があったらしいです。
鑑賞中はまったく気が付かず、
美術展が終わってから読んでた本の中で知りました。
スペースを取った方が美しい、
と感じたのでしょうか。
アーティストならではの英断…といえようかと思います。
●フェルメール以外のお気に入りの一枚
フェルメール以外の作品で、
中くらいの大きさですが、フェルメール的な題材と構図。
これはストレートにカッコいいな、と思いました。
テーブルの赤い布といい、鮮やか。
●フェルメールのお気に入りの一枚
「マルタとマリアの家のキリスト」
事前に知識もありましたが、
面白い、と思いました。
作品自体は宗教が題材なためか、他のと比べて大きかったです。
フェルメールは庶民の絵が有名ですが、
宗教画も描いていたようです。
事前の知識では、
この絵はマルタとマリア姉妹の家にやって来たイエス、とのこと。
姉マルタはイエスをもてなそうと立ち働くが、
妹マリアは姉を手伝わずにイエスの話に聞き入ってます。
そしてイエスは、
マリアの態度こそ大切だと説いているのだとか…
なんとなく、
「キリストの話を聞いてみたい」と言う気になります。
そのエピソード、
キャラクター性自体が面白いです。
なぜなら、
現代でもありふれてそうな話と思うので。
また、
この一枚に、
人物の仕草に、
ストーリーやキャラクターがよく現されていて、
自然とイエスに視線が誘導されます。
絵を描きたい者として参考になると感心しました。
その他気付きとして、
現物ではイスのひじ掛けのハイライトが、
もっと光ってるように見えました。
●まとめ
以上、ボリュームありました。
画家の意図をくみ取りながら鑑賞して、
なんとも贅沢だな…などと非常に楽しみました。
フェルメールに絞れば、
控えめな主張、大胆なスペース、
などがポイントか?と思いました。
絵画にとどまらず
生活の中にもゆとりができそうな考えではないでしょうか?
そんなことを思い、
安らかな一時となりました。
つくづく美術鑑賞はいいものだな、と。
オススメです。
それでは(^O^)/