どーも、AKです。

映画鑑賞しました。
「真珠の耳飾りの少女 」


絵の学習している者として
多少ひいき目に見たかもしれませんが、
良かったので解説と感想を述べます。

●解説
1600年代のオランダ。
画家フェルメールの元に、
小間使いとしてやってきた少女グリートの物語。
グリート役は、スカーレット・ヨハンソン。


●感想。
非常に楽しめました。
なぜかといえば、
自分がずっと絵の学習中で、
光と色の知識に興味津々であることもさることながら、
今度、
東京へフェルメール展を今度見に行こうと思っているから、
です。

フェルメールがいた時代のオランダ、デルフトは、
黄金時代だったのだとか聞いています。
そんな画家が活躍していた頃の生活感が伺える点が良かったです。
お手伝いさんがいたり、
肉屋さんがいたり、
画家に絵を描かせるパトロンの存在があったり、
・・・などなど。

主演のスカーレット・ヨハンソンも光っていたと思います。
ゴースト・イン・ザ・シェルの主演でカッコよくて印象に残ってましたが、
15年も前の映画に出ていると知り、この映画も見たくなりました。
やはり役者。絵になる人とはいるモノだ、と思いました。

ストーリーのポイントは「嫉妬」かと思いました。
何せグリートは、下働きでやってくる身。
フェルメールの妻や子供たちから、
どのような態度を取られるかは想像がつくかと思います。

物語のクライマックスもそういうシーンでした。
まぁ、
フェルメールの奥さんからしたら、
若い女性がモデルとして、画家とはいえ夫と同じ部屋にこもりきりともなれば、
そういった感情にもなる…というものでしょう…

とうことで、
ストーリーのテーマがあるとすれば、「嫉妬」ではないかと見受けました。

あと1つ気に留めたいポイント。
こういった多くの人が期待を寄せる登場キャラが出てくる映画の場合、
そのキャラがが序盤、中盤、終盤、
どのへんで出てくるかが作り手の苦心するところかもしれません。
全体的な締まりとか、
ストーリーの出来を決定づける気がするので。
例えばゴジラなら、どの辺で出てくるか…という話。
その点、
今作でフェルメールが出てくるポイントは非常に良かった
と思いました。
クリエイターの端くれとしての備忘録です…)


●印象的シーン
フェルメールがグリートと、雲の色を語るシーン。
画家が絵の話をするシーンは、
なかなかグッときます。
俗っぽい言い方すれば「英才教育だよ!」って所でしょうか…

話は現代に移りますが、
光や色に関しての勉強、
本来ならもっと学校とかでしっかりやってもいい気がしています。
絵を描くこと、
写真、
にはもちろん、
小説を描く、
音楽を作曲する事なんかにも役立つのではないか?
…と、個人的には思っています。


●まとめ
多少知識があり、ひいき目かもしれませんが、
楽しめました。

開催中のフェルメール展は、
残念ながら絵画の「真珠の耳飾りの少女」はやってこないようですが、
他にも有名な絵は多数。
生涯30何点のうち、10点が来日。
事前に映画も鑑賞してみてはいかがでしょうか?
謎に包まれた画家フェルメールの生活に思いを巡らすのも乙なモノです。

なお、フェルメール展。(公式サイト)
筆者も近々行ってくる予定。
前売り券が日時指定でした。
きっと混雑しているのでしょう…
双眼鏡でも持って行こうかと思います。



それでは(^O^)/